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本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

教育

◇「上に居て寛ならず」では

生徒指導上の困難校として評判の中学校に、校長として異動することになったある校長はその学校を改革するとの強い思いをもって赴任したとのことだったが、数年間の在職中最後まで思うようにはならなかった。 断片的に入ってくる情報だけではどうして改善しな…

◇尊い仕事なのだが

職業に貴賤上下の別はなしとは言われるが、人を育てる仕事は特別でひときわ尊いと思っている。そう思っているのに、教師を希望する高校生や大学生に教師になることを強く薦めることができない。それがとても残念である。 38年の教職経験で感じていたことは…

◇報道の力を借りる(2)…産経抄

卒業式も終え春休みも間近になった頃、以下のような文書を送付すると、4月に入り産経抄子さんが西中学校を訪れた。 産経抄子 様 …………………………………… ………………… 過日の産経抄では、読まれた方から励ましの言葉をいただきました。本校の実践が世の中に発信されたこ…

◇報道の力を借りる(1)…産経抄

定年退職まで2カ月余りとなった平成23年の1月、教育現場の思いを報じていただくために退職記念に作成した冊子「みんなの心に輝く学校をめざして」とともに、以下のような文書を産経新聞社に送付すると、間もなくコラムで取り上げられた。 産経抄子 様 ………

◇強いだけじゃない

リオのオリンピックで、柔道73㎏級の金メダルに輝いた大野将平選手は、アゼルバイジャンのオルジョイ選手に勝った瞬間、にこりともせず万歳もガッツポーズもしなかった。 前回のロンドン大会では男子柔道に金メダルがなかったので、2大会ぶりの金メダルで…

◇堂々としている姿が見たい

2016年の夏の甲子園大会は、21日の作新学院対北海の決勝戦をもって終了した。今年はオリンピックと重なりいつもより注目度は低かったかもしれない。 テレビを見ていて感じることだが、負けたチームの選手が袋に砂を詰める行為を止めさせたい。そんな場…

◇勤務心得

年度当初の職員会議では、過去のブログ「生徒指導(6)…職員申し合わせ事項」に記述したような独特の申し合わせをする学校もあるが、多くは勤務心得、あるいは服務心得として各学校が作成した内容の確認で大きな差異はないだろう。 以下の勤務心得は教頭と…

◇こんな学びもある

人の評価をその人の周囲の人が行えば、大半は可もなく不可もなく、肯定的評価や否定的評価は僅かといったところが普通の人の評価だろう。ほとんどの人にいい評価をされる人は稀だが、その逆も稀だろう。教職員の評価も同じではなかろうか。 否定的評価をされ…

◇学校の状態は避難訓練でも分かる

防災指導のために、多くの学校は年に2回の訓練(4月か5月に1回目、11月か12月に2回目)を行っていることだろう。年1回以上の消火訓練、避難訓練、通報訓練が義務づけられているため、1回目に避難訓練と通報訓練、2回目に避難訓練と消火訓練とい…

◇教職員による管理職評価が必要である

同僚が評価する教職員の評価は管理職より厳しく確かなことも多い。したがって、同僚の評価を考慮して教職員の処遇を行うことは重要である。特に管理職の登用では重要だろう。 ある学校に教職員から全く信頼のない教頭がいた。しかし、校長になってしまったの…

◇起立できないなら教職を続けるべきではない

最高裁は、卒業式の国歌斉唱で起立しなかったことを理由に停職処分を受けた元教員2人の処分取り消しを求めた裁判で、都側の上告を退ける決定(5月31日付)をした。 2人(元養護学校教員「66歳」と元中学校教員「65歳」)は、2007年3月、それぞ…

◇会議が多い学校にしてはならない

年度当初は仕方がないとしても、年中会議が行われるような学校は教職員にとって苦痛であり、働く意欲も削がれるのか、自分の経験では活力のある雰囲気のいい学校はなかった。生徒指導上の問題もしばしば発生した。 生徒と教師が一緒にいられる時間が短くなる…

◇中学校の入学式式辞

退職して何年も経つと、「今頃学校は…」と考えることも少なくなるが、年度が変わる頃は学校を懐かしく思い出す。 現職最後の中学校に赴任して初めての入学式だったが、新入生に述べた以下のような内容のところで、せせら笑うような保護者の姿が目に入った。…

◇江田島五省

結婚式で江田島五省を引用して祝辞を述べられた方がいた。興味深い内容だったのでその方に挨拶し話を聞かせてもらった。後日、額に納められた五省が届いた。 〇至誠に悖(もと)るなかりしか (誠意に欠けたことはなかったか) 〇言行に恥づるなかりしか (恥…

◇子どもの卒業式などと重なっても

小中学校の卒業式も終わり、4月に入れば入学式である。卒業式や入学式にはほとんどの保護者が参列するが、教職員の場合には保護者として参列できないこともあるだろう。 日時が勤務校と違えばいいが同じになることも多い。病気や怪我などは別だが、卒業学年…

◇活躍の場が多ければ

某中学校に赴任して間もない頃、生徒会役員から文化祭をやってほしいとの要望があった。その学校は少なくとも20年間(それ以前も実施していたかどうか不明)文化祭が行われていなかったのである。 文化祭と体育祭(運動会)を交互に実施する学校、あるいは…

◇今年も立派だった…三重・山前地区の成人式

足利市の成人式(新成人1448名)は、1月10日(日)、午後1時30分より9つの会場に別れて行われた。三重・山前地区(221名)の会場は西中学校である。三重小、山前小の担任、西中学校卒業(平成22年度)時の校長、学年主任、担任がご案内をい…

◇魅力的な仕事にしなければ

教職最後の勤務校となった中学校の校長室には、佐藤栄作総理揮毫の扁額が掲げられていた。いつどのような経緯で掲げられたのかなど定かではない。 「聞不若見 見不若知 知不若行」 聞くことは見ることに及ばない。見ることは知ることに及ばない。知ることは…

◇思いや願いが生かされる学校でなくては

多くの保護者にとって、学校にものを言うようなことは勇気が要るようで、言いたいことを我慢してしまうことも少なくない。言ったことで不利益を被ったり、納得できない結果になることを危惧するからだろう。 学校への思いや願いは担任を通して知らせてほしい…

◇永遠に生きるかのように

彫刻家の平櫛田中(1872~1979)は、100歳を超えても彫刻用の木材を30年分も所有していたとのことである。買い込んだ木材を彫刻するまで生きていられないと考えたら、どこかで買うのを止めたであろう。 誰の箴言(しんげん)か分からないが、「…

◇記者が講師を引き受けてくれたら

20年も前のことだが、電話ボックスの中にテレクラなどのチラシがたくさん置かれている状況があった。補導員の巡回指導の時などにチラシは回収されていたが、新聞で報じられた(小学生がテレクラに電話といった内容)ことで、県議会はたちまち条例を定めチ…

◇抱えられる存在なのか

「多額の負債を抱えながらも…」、「乳飲み子を抱え…」、「寝たきりの家族や病人を抱え…」、「不況の中、たくさんの従業員を抱えて必死に…」など、不利な状況にもめげず努力する人を賞賛するような場合ならともかく、「抱える」という言葉は慎重に使うべきだ…

◇子どもを育てるための提言

市内の小学校の出来事として、「再三の注意にもかかわらず授業妨害をする児童を厳しく叱責すると、[殴るなら殴れ、教育委員会に言うから殴れ]と開き直り、先生が当惑してしまった」との記事(両毛新聞)に驚いた北指連(足利の北中地区児童生徒指導連絡協…

◇律儀なことも大事だが

20年以上も前になるが、ある同僚学年主任から、出張しても学校に土産を買って帰る(ほとんど泊を伴う出張)ようなことは、今後止めようとの提案があった。出張先から、いくつもの荷物を抱えて帰った経験をほとんどがしているので、すんなり決定され申し合…

◇指導要録について

指導要録は、学校教育法施行規則(第12条の3)に基づく公簿として校長の責任において作成されるもので、児童生徒の学籍並びに指導の過程及び結果の要約が記録される。 学籍に関すること(様式1)には、「児童生徒の氏名、生年月日、性別、現住所」、「保…

◇教育は国家100年の大計

20年程前になるが、3Kなる言葉がしばしば話題に上ったことがあった。いくつかの職業を「きつい、汚い、危険」で言い表わしたのである。 ちょうどその頃、3Kと言うなら教員だってそうだとの声があった。「きつい、厳しい、きりがない」ということだった…

◇同性に信頼されているかを考えて

テレビをつければ、またかと思わず呟いてしまうような事件(殺人や死体遺棄など)が連日のように報じられている。あまりの多さに国の有り様を変えなくてはと考えている人も少なくないだろう。 衝撃的な事件が続いているが、その中でも男女関係のトラブルに起…

◇学校経営は面白い

重い負担や教職員との軋轢からか、全国で毎年10人くらいの校長(教頭「副校長」は100人程)が希望降任(教諭に戻る)している。校長として力量を発揮できずに退くことはさぞかし無念だったであろう。 校長には残り何年もない歳になるまでなれないので校…

◇意図するところに向かうには

水の入ったお椀を浮かべ、中の水を動かしてもお椀は進まない。意図する方向に進むにはお椀の外の水を動かさなければならない。 教育界はお椀の中の水を動かすことはしても、外の水を動かすようなことをしない。学校内のことなら何とかできるが、学校外のこと…

◇職を全うするために

定年退職者の挨拶では、大過なく退職できる身の幸せを述べる方が多い。大過なく終わることは簡単ではないと過去のブログ「教職員の不祥事防止には」で述べたが、免職になったり、退職せざるを得なくなり、職を全うできなかった例はあまりにも多い。 人生で注…