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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

学習評価

◇できないことを続けるべきではない

観点別の3観点の評価が出れば評定は以下のようになるのだろうが、観点別の評価が得られても簡単に評定を出せないことを前回のブログで書いた。 AAA … 5または4 AAB … 4 AAC、ABB … 4または3 ABC、BBB … 3 BBC、ACC … 3また…

◇納得の評価などできないだろう

今次改定で、指導要録の書式が変わり各教科の評価が3観点になった。「知識・技能」、「思考・判断・表現」、「主体的に学習に取り組む態度」の3観点の学習状況をA、B、Cで評価し5段階の評定を出すのだが、観点別評価が4観点から3観点になっても負担…

◇机上の空論だ

平成14年度から評定を絶対評価にしたことで、生徒の評価は学習目標をどの程度実現できたかという到達度で評価する方法に移行したのだが、それを評価するためには、設定した目標をどのような観点で評価するか、生徒の学習活動をどう評価するかといった「評…

◇精神を病むのも当然だ

教員の精神疾患による休職者の増加は、本人の資質の問題ではなく過酷な教育現場に起因すると考えている。下記の調査は、精神疾患による休職者である。昭和56年度に小学校、57年度に中学校、58年度に高校で完全実施となった学習指導要領の改訂では、休…

◇学習評価(2)…このような評価に未来はあるか

学習評価の方法が相対評価(集団に準拠した評価)から絶対評価(目標に準拠した評価)になり、全国の学校は絶対評価の研究実践に熱心に取り組んだことだろう。「関心・意欲・態度」、「思考・判断」、「技能・表現」、「知識・理解」といった観点別の指導目…

◇学習評価(1)…相対評価も加味しなくては

2002年より、それまでの相対評価(集団準拠)から、絶対評価(目標準拠)へと評価の仕方が変わった。相対評価の問題点は、正規分布曲線をもとに集団を各段階に分けて(評定1と5は集団のそれぞれ7%、2と4は24%、3は38%)しまうので、相当に…