剣道や居合道では毎年多くの人が昇段審査に臨んでいる。昇段の合否は審査員の判定であって受審者の自己評価に左右されることはない。受審者の評価で昇段が決まるなら誰もがあっという間に高段者だろう。
今まで評価が人事面の処遇に活用されてはいたが、今後は給与に反映されることになるので、評価者が被評価者から不信や疑念をもたれることがあれば、評価結果の開示を求める職員が出てくるかもしれない。
疑問や不満を解消できなければ苦情を苦情相談員に申し出ることもあるだろう。苦情相談で解決できなければ、次は苦情申立窓口に苦情申立をすることになる。
苦情申立がされれば、苦情申立審査会は関係者に意見を聞くなどの調査を行い、教育長の決裁を経てその結果を申立者及び評価者に通知することになる。評価を不当と判断した場合には、第2次評価者に再評価を指示することになる。教職員評価によって平穏な職場が乱されることになるかもしれない。 (2018.11.7)