平成30年10月1日より消費税が8%から10%に引き上げられることが発表された。余程のことがない限り変更はないだろう。
消費税が8%になった時、多くの人は100円の品物が105円から108円になるくらいの認識だったように思う。テレビを見ていて感じることは、あの時のことをもう忘れてしまったのかということである。
100円の品物は、原材料の消費税分などが上乗せされ、あるいは便乗値上げもあってか110円とか120円になってしまったのである。その値段に消費税分を乗せるので、3円どころかその何倍も高い商品になってしまったのだった。
店の中で食べれば10%、持ち帰るなら8%といったことを延々と話題にするだけでなく、2%の増税によって商品の値段がどうなるのか、あるいは問題を解消していくための方策はあるのかなどを取り上げ、世の中を善導するという気概を報道関係者にはもってほしいものだ。 (2018.10.23)