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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

◇文科省は違法なことをしたわけではない

 名古屋市立八王子中学校が前川喜平文科省事務次官を講師に招いて講演会を行ったところ、文科省は市教委を通してその目的や経緯などを詳細に尋ねるメールを送ったとのことである。

 元次官は官僚の天下り問題で辞任を余儀なくされた人物で、出会い系のバーに出入りし、次官になる前には国会前での安保法制反対デモにも参加していたのだそうだ。

 退官後、加計学園の問題に突如現れ執拗に政府批判を続けるなど大いに世間を騒がせた。また、座右の銘面従腹背と公言したことで、文科省を貶めたのである。文科省職員は情けない思いをしたことだろう。教育現場もこんな人間が教育行政に関わっていたのかと空しさを覚えたことだろう。

 反日的なメディアや野党は、この度の件を教育への国家の介入と批判を繰り返しているが、学校は教育基本法や学校教育法などの法令に則り、学習指導要領が示すところに従って教育課程を編制し教育活動を行うのであり、文科省が現場の実践を確認(把握)するための照会を行っても、それは違法なことではない。与党議員が文科省に問い合わせたことも議員なら当然だろう。

 面従腹背座右の銘とする人間に私なら絶対に講師を依頼しない。講話の中味よりも、人間性として生徒の前に立たせる人間ではないからである。校長の意思が大きかったのだろうが、教職員はどう思っているのだろう。この講演会に胸を張れるのだろうか。  (2018.3.28)