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本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

◇生徒や保護者の思いや願いを受け止めてこそ

 自動車会社は世の中の人がどんな車を必要としているかといったことを考えて車を作る。性能やスタイル、価格などが購入者の希望に合致しなければ車は売れない。作りたい車を作って売るような経営をしていたら会社はすぐに倒産してしまうだろう。

 新装開店の中華の店に入ったことがあった。開店後のサービス期間だったので店内はかなり混雑していた。サービス期間後の料金などの説明を店員から聞いて長くは続かないだろうと思った。

 アドバイスしてやりたい気持ちになったが、聞かれもしないことを言う訳にもいかないのでそのまま店を出た。味も良かったし自慢するだけのことはあると感じたが、案の定、サービス期間が終わると客がほとんど来ない状況になりやがて閉店した。サービス期間に多数の客の意見を求め、それを参考に営業したらその後が違っただろう。

 どんなに自信のある製品(料理)であっても、お客の希望などを考慮しない商売をしたら会社や店は潰れてしまう。学校の場合は潰れる心配はないが、いい学校はできない。

 過去のブログで、学校から出される宿題についての考えを述べたが、日々の宿題の多さ、長期休業では絵や作文などの課題の多さにびっくりして、少なくしてほしいと要望したが全く改善されなかったとか、多すぎるので何とかしてほしいとの要望が随分寄せられているが、もうそういう話はしないでほしいと先生に言われたといった話には、学校は客の希望などを考慮しない営業と同じことをしていると感じるのである。

 学校として教育活動にどんなに自信があっても、実績があっても教育の対象が替われば対応が変わる。また、変えなければならない。変えるために大事にしなければならないことは、生徒や保護者の思いや願いを謙虚に受け止めることだろう。