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本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

◇全日中校長会(5)…存在すら知られていない

 現職の頃なら総会に出席したり、会報を読んだり、校長会の動向を多少なりとも把握することができたが、退職後は全く情報も入らなくなる。教職経験がない人達には、何をしているかなど全く分からないし、存在自体も知らないだろう。

 学校で発生した事件や事故、教育問題などについての意見を校長会に求める報道機関はないようで、識者(や評論家)と言われる人達の見解は報じられても、校長会のそれは報じられることがない。長年教育に携わってきた1万人もの中学校長で組織する会の見解や提言は報じられてほしいものだ。

 平成19年10月、文科省に出向き、初等中等教育企画課長、企画課総務係長に意見を述べた。帰りがけに、現場の管理職から話を聞く機会を尋ねると、今日のようなことは今までなかったとのことだった。

 全日中校長会は本部を東京に置いて活動しているので、文科省とは密な関係を築いているだろうと考えていたので、今までなかったことに正直驚いた。会が組織されて60年にもなるのにである。

 特にお願いしたのは、校長や教頭として職員を出向させることだった。文科省には、調査ではなく体験で現場を知ってほしいもので、現場を体験して教育施策に携われば、今とは随分違う状況が生まれる(成果も上がる)と考えていたからである。その後、品川区立大崎中学校に文科省職員(キャリア官僚)の校長が誕生したが、各都道府県に複数配置するくらい拡大してほしいものだ。

 校長が個人として活動しても大きな力にはならないが、会として報道の力も借りて組織的に活動したなら、どれ程大きな力になるだろう。国が大きく変わっていくに違いない。そのためにも、全日中校長会からの提言などは頻繁に報じられる必要がある。