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本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

◇信なくば立たず

 東京都知事の政治資金の私的流用には驚くばかりである。甚だしい公私混同の実態に都民だけでなく多くの国民が呆れたことだろう。

 様々な報道から感じることは、若い頃からの不誠実、且つ利己的な生き方を改めることなく続けてきたということである。批判を浴びるのは当然だろう。

 若い頃ならともかく、老境に近づけば世の中や皆さんのためを思った行動が多くなっていくようでありたい。楽をしよう、得を取ろう、いい思いをしようとの行動をしていては人々の信頼を得られない。自分以外がそうなるように行動すべきだろう。

 孔子は、為政者と人民(及び人民相互)の信頼関係を打ち立てることが政治の要点で、信頼関係がないと人間らしい生活を立てることができない「民無信不立(民は信無なくば立たず)」、人間でありながら信頼がないようでは、何をしてもうまくいかない「人而無信、不知其可也(人にして信無くば、その可なるを知らざるなり)」と述べている。為政者に人民の信頼がなければ政治は行えるものではないのである。最早知事の職務を全うすることはできないだろう。

 言葉巧にどんなに上手に立ち回っても、不正な行いは露見する。この度の騒動の決着はこれからだが、多くの人が晩節を汚すことなく誠実に生きることの大切さを感じ取ったことだろう。