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本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

◇記者が講師を引き受けてくれたら

 20年も前のことだが、電話ボックスの中に、テレクラなどのチラシがたくさん置かれている状況があった。補導員の巡回指導の時などに、チラシは回収されていたが、新聞で報じられた(小学生がテレクラに電話といった内容)ことで、県議会はたちまち条例を定め、チラシを一掃したのである。

 足利市少年指導センター(現青少年センター)は、小学生がテレクラに電話をかけているとの情報を掴むと、非防協などの会議で取り上げたのである。出席者は一様に驚きをもって受け止めたのである。新聞で報じられると、間もなく県会議員が実態調査に訪れたのだった。

 報道の力を実感した私は、その力を借りようと考えていた。「論語から生き方を学ぶ素読体験」、「日本人としての意識調査」、「北指連からの提言」、「トイレ掃除に学ぶ会」、「全教室への国旗掲揚」などが新聞で報じられ、合唱コンクールや卒業式などがテレビ放映(わたらせテレビ)されると、学校への関心も高まり、地域の人たちの理解が深まったのである。

 学校は、自分達の教育活動の広報に無頓着だったが、今後は大いに考えるべきだろう。学校改革、教育改革のために重要なのは、現場の視点であり、そのためには、教育現場の様子が頻繁に報じられる必要がある。

 多くの新聞記者の入社動機は、「真実を明らかにし社会正義を実現する」との使命感であり、「社会の木鐸(ぼくたく)たれ」との気概に溢れ、社会の代表との意識があるのだそうだ。記者を講師に招き、ものの見方、考え方、学校教育に感じていることなどの話が聞けたら、参考になることが多いだろう。講師に親近感が湧けば、学校の情報がしばしば提供される雰囲気が生まれることになる。