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本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

◇広島平和宣言(5)…首長によってこうも違うのか

    松井広島市長に以下のようなメールを(秘書課に)送った。

 記念式典での市長の平和宣言は、世界に発信するに足る立派な宣言でした。

 腹立たしく感じたことは、会場外での抗議行動やヤジです。被爆者はそれを望んでいるのでしょうか。被爆者を傷つけるようなことは止めるべきです。デモは届が必要ですから、規制も可能なはずです。規制できなければ、自粛要請くらいはしてほしいものです。

 あのようなことが行われれば、平和式典など止めてしまえとの声も出てきます。長崎のように、市長や被爆者代表が、安倍総理を前にして総理を批判し、それに対して拍手するようでは、被爆者なんかどうでもいいという気持ちにもなるでしょう。亡くなられた方々の御霊を冒涜し、被爆者を更に傷つけるような式典なら、止めた方がいいとの声が出て当然です。

 広島市長は広島市民から選ばれた人間で、全国民から選ばれたわけではありませんが、平和宣言には、国民を代表しているとの自覚と配慮が感じられました。(8月11日)

 このメールに対し、担当部局から以下のような返信が届いた。

 本市は、原爆死没者の霊を慰め、世界の恒久平和を祈念するため、原爆死没者の遺族をはじめ、市民多数の参加のもとに平和記念式典広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)を挙行しておりますが、御指摘のとおり、平和記念式典の開催時に会場周辺でデモ行進が行われている現実があります。

 このデモ行進については、広島県の条例により公安委員会の許可が必要となっていますが、広島県警察からは、デモ行進はこれらの条例の範囲内で行われるため、規制することができないと聞いております。しかしながら、その中で、これまでも広島県警察と協力し、デモ行進を行う団体に対して、活動を行う時間帯の変更や音量の低減などの自粛要請を粘り強く行っております。

 さらに、本市の広報紙に「被爆者や遺族などの心情に配慮し、式典の時間帯でのアピールは、音量を絞るなどのご配慮をお願いします。」と掲載し、幅広く協力を呼び掛けています。今後も広島県警察と協力し、デモ行進を行う団体に対し、引き続き理解と協力を求めていきたいと思います。

 本市としては、これからも原爆死没者の霊を慰めるとともに、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を目指して努力を続けていきますので、引き続き、御理解、御協力を賜りますようお願いします。」(8月13日)

 平和宣言が年々改善しているのは、被爆2世でもある市長の意向だろう。独善的でうんざりなどと評される式典にしてはならないのである。