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本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

◇職を全うするために

  定年退職者の挨拶では、大過なく退職できる身の幸せを述べる方が多い。大過なく終わることは簡単ではないと過去のブログ「教職員の不祥事防止には」で述べたが、免職になったり、退職せざるを得なくなり、職を全うできなかった例はあまりにも多い。

 人生で注意すべきこととして、昔から挙げられているのは、色、金、酒だろう。それなのに、セクハラ、買春、不純異性交遊、贈収賄、横領、飲酒運転といった悔やんでも悔やみきれない過ちを犯してしまうのである。

 孔子は、君子には三つの警戒すべきことがあると述べている。若い時には、肉体のエネルギーの燃焼が安定していないので、警戒すべきことは、色欲の過ちである。壮年は、肉体のエネルギーの発動が強盛であり、警戒すべきことは、闘争の過ちである。老年は、肉体のエネルギーが衰えるから、今までに獲得した所有物に対する執着が強くなる。したがって、警戒すべきことは、貪欲の過ちにある。

 「孔子曰く、君子に三戒(さんかい)有り。少(わか)き時は、血気未(いま)だ定(さだ)まらず。之(これ)を戒しむること色に在り。其(そ)の壮(そう)なるに及ぶや、血気方(まさ)に剛(ごう)なり。之を戒しむること闘(とう)に在り。其の老いたるに及ぶや、血気既(すで)に衰(おとろ)う。之を戒しむること得(とく)に在り。孔子曰、君子有三戒、少之時、血気未定、戒之在色、及其壮也、血気方剛、戒之在闘、及其老也、血気既衰、戒之在得)〔季氏篇〕

  職を失うような過ちで多いのは、何と言っても色欲だろう。新聞やテレビの報道は、いくつになっても、色欲の過ちから遠ざかることの難しさを知らせている。したがって、自らを戒める特に強い気持ちをもたなければならない。