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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

◇不必要な物の要求には

 子どもが品物の購入をねだる時、今も昔も変らず出てくる言葉は「みんなが持っている」だろうか。そして、その言葉に負けてしまう人も少なくないようだ。

 確かにみんなが持っていることもあるかもしれない。しかし、持っている人の名を挙げさせれば、ほとんどは数名といったところが多いのではなかろうか。

 必要な物なら特にねだられなくても保護者は買い与えるだろう。不必要な物を要求され、どうしたものかと考えあぐねている時に、機先を制するがごとく、「みんなが持っている」との言葉が発せられとぐらついてしまうのかもしれない。

 買わない理由を説明し納得させられれば苦労はないのだが、子どもがだだをこね、簡単に引き下がらないことも多いだろう。こんな時に、他の家の子全員が持っていたとしても「不必要な物のために金は出さない。これは、我が家の方針だ!」と毅然とした態度がとれるようでありたいものだ。  (2015.6.3)