作文、標語、ポスターなど、年間通して学校には作品の募集依頼がある。数え上げたらたら相当な数になる。作品募集要項は、受付後、校長や教頭、教務に回され学校としての処理(対応)が明示され各担当者に渡される。
この要項に、例えば「要提出」とでも書かれていれば応募することになる。明示されてなければ応募しなくてもいいはずだが、担当者はそういう判断をしないようである。宿題にされることが多いのはそういうことだろう。作品を一人でいくつも仕上げるのは負担が大きいので、宿題は生徒に割り当てられたりする。
学校に依頼があったものについては学校で取りまとめて応募することになるが、応募は生徒の意思を尊重すべきであり、担当者にはその方向で対応するよう話したことがある。もちろん担当者の意向も尊重されなければならないが、積極的な応募を促しても宿題にするのは避けるべきだろう。
納税、人権、米の消費拡大、交通マナーの向上、環境保全など、教育に期待するのも分かるが、あまりにも安易である。今学校は生徒も教師もとにかく忙しい。 (2015.5.26)