日本と韓国の関係は、現在のような状況がしばらく続くことだろう。日本の世論調査(平成26年12月)によると、「韓国に親しみを感じる…31.5%、感じない…66.4%」で、過去最悪レベルだそうだ。韓国(平成27年2月)では、「日本に親しみを感じる…17%、感じない…74%」で、こんな国民感情では当然かもしれない。
過去のブログ「民間交流が重要」で、国と国との関係がギクシャクし関係改善が難しいなら、そういう時こそ民間交流が重要と書いたが、国民感情の改善には決定打のようなものはないと思っている。
友人に奨められて読んだ本「日韓併合(崔基鎬著、祥伝社)」には、韓国の近代化に日本がいかに貢献したかが詳述されていたが、韓国では知らされることもないようである。日本人は悪いことばかりしたといった話ばかり耳にしてきたが、こういう事実をしっかりと受け止め自信をもつべきだろう。
朴槿惠大統領は歴史認識を取り上げ日本批判を続けたため、嫌韓感情を大いに広げてしまったが、日本のこれまでの貢献を全て否定し反日的態度を取り続けたら、嫌韓感情は解消不能の状態にまで高まってしまうかもしれない。
2年前の初めての韓国訪問で注意したことは歴史を語らないことだったが、迎えてくれた韓国側も、歴史を語らないとの申し合わせがされていたようである。歴史を語れば絶対に折り合いがつかない。歴史を語らなかったから心温まる交流ができたのかもしれない。
韓国が怒れば狼狽えていた日本も、今では韓国の主張に反論することの必要性、重要性を学んだ。互いに敵意を植え付け合うような結果を招かないためにも世界に拡散した捏造歴史は早急に解消しなければならない。 (2015.4.27)