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本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

◇教職員人事異動

 教職員の人事異動は、新聞発表で明らかにされるが、各市町の教育委員会によって教職員数に多寡はあっても、異動の実務を担当する方の苦労は並大抵のことではないだろう。ある市の異動は、以下のような段階を経て決まっていく。

▽ 異動調書の提出…11月中旬頃

▽ 第1次人事異動懇談会…11月下旬頃

▽ 第2次人事異動懇談会…2月中旬~下旬

▽ 第3次異動懇談会…3月上旬

▽ 内々示…3月中旬(異動の告知、異動先は方面のみ)

▽ 内示…修業式の日(異動先の告知後、全職員に発表)

▽ 新聞発表…3月下旬

 内々示は全小中学校で一斉に行われる。異動の事実は、正式発表になるまで伏せておくことになっているのだが、内々示日に校長室に入っていく姿を見れば、異動になるとの察しはつく。

 そこで、異動しない職員をカモフラージュで呼んだ校長がいたが、面談を装うようなことをしても、そのために呼ばれたことはすぐに分かる。若い頃呼ばれたことがあったが、忙しいのにと腹立たしく思った。

 また、校長室以外で内々示をした校長もいた。場所柄もわきまえずとはこのことだろう。トイレで立ち小便をしながら、「今度異動だかんね」と言われた職員、廊下を歩いていた時、校長室から顔を出して呼び止められ、異動を告げられた職員など、どんな気持ちだっただろう。自分をその程度の職員にしか思っていないということになるのである。

 このような校長が教職員から信頼されないのも当然である。校長室でと決められてはいないが、立ち話で済ますようなものではない。礼を正し、今までの勤務に感謝と敬意を表してから異動の話をすべきだろう。

 第3次異動懇談会後は、教職員の希望を考慮しつつ、次年度の組織や校務分掌などが十分に検討されることによって、教職員にとって最大の研修とも言われる異動が生きる。教職員の英知を結集する学校づくりはもう始まっているのである。