河野談話の検証結果が公表(平成26年6月20日)されたが、元慰安婦の聞き取り調査では、裏付け調査もせず、また、談話作成時に韓国と文言調整していた事実、そして、そのことを非公表とする約束など、談話はずさんで国民を愚弄する背信行為だった。
安倍政権に河野談話の見直しをしないという苦渋の決断を強いたのは河野談話なのである。談話によって強制連行の性奴隷としての慰安婦が捏造され、アメリカやEUなどに事実に反する認識が広がってしまったのである。
検証チームの報告に、河野洋平元官房長官は新たに付け加えることもなければ、差し引くこともないとコメントした。今まで言ってきたことと違うことが明らかになったのである。こんな談話が否定されることなく引き継がれることなど容認できない。
国家国民のため、そして、世界のために貢献できる人間が育まれることを願っても、河野談話によって世界からさげすまれ、日本人が日本人としての矜持をもてないようでは、そんな人間は育たない。
河野洋平元官房長官は証人喚問に応じるべきだが、その前に国民に謝罪すべきである。河野談話はもはや国家国民に対する犯罪のようなものだ。このまま国民に謝罪もせず、あの世に行ってしまうようなことになったら、伍子胥のような振る舞いを否定したくない気持ちになる。 (2014.7.19)