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本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

◇愛国心は培われるもの

 「愛国心は誰もが自然にもっている。国際大会などで日本人選手を応援する気持ちが自然に湧いてきたり、応援に熱狂する国民の姿はその証である。したがって、取り立てて愛国心を論じる必要はない。」といった声を耳にしたことがあるが、愛国心は本当に誰もがもっているのだろうか。

 愛国心とは、「国や郷土の歴史や文化、自然、伝統を愛し、国の発展に寄与するとともに、国の尊厳や名誉、主権を守るといった心」のことだが、戦時動員などのため、この心を利用したことが現在の悲劇(いまだに愛国心を否定する人がいる)をもたらしたのかもしれない。

 不正な年金の受給、産地偽装や消費期限などの改竄、政治資金規正法違反、居所不明児童の所在確認の怠り、贈収賄といった汚職や脱税、行方不明高齢者の生存確認の怠り、耐震強度偽装、乱脈経営の果ての銀行破綻など、愛国心があったらとてもできないだろう。

 現職中、校長だけでなく教師にも愛国心が必要であると何度も話したが、子どもを健全に育てるためには、この国の教育を早急に改めなければならないのであり、そのためには相当な気概が必要だからである。

 外国では年に何回も起きないような事件が連日起き、今や外国人に軽蔑される国になってしまったようにも思うが、立て直すために、何から手をつけていいか分からないくらいだが、愛国心を培っていけば、相当に時間はかかっても、今日の状態を改善することができるだろう。

 人間の芯となる部分が日本人に欠けてきたとの声は、愛国心を指しているように思う。人間の体に骨があるように、人間の考えや行動にも骨が必要である。