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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

◇給食の未納問題は難しい

 ある小学校の校長は、給食費徴収のため家庭を訪問して回ったが、子どもを前にして話を切り出せなかったり、物凄いけんまくで反発されたり、思うような成果を上げられなかった。校長ができなかったら、その後担任や学年主任がいくら納金を促してもうまくいかないだろう。その学校は膨大な未納額を抱えていた。

 世の中無銭飲食など許されないが、未納になっている児童生徒に、未納なんだから食べるな、弁当を持参しなさい、家で食べてきなさいなどとは可愛そうで言えない。教育委員会もそこまではやらないようにとのことなので、給食費問題の解消は非常に難しい。

 家で満足な食事ができない(与えられていない)子どもにとって学校給食は大事な栄養源でもあり、未納であっても学校は、給食センターに人数分不登校や病気、怪我などで登校できない生徒を除く)申し込まざるを得ない。

 子どものために親が我慢する話を何度も聞いたことがあるが、今でも多くの親はそうなのだろうが、わがまま勝手な親が増えたのも確かで、学校だけの対応では難しい状況である。  (2014.6.1)