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本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

◇生徒指導(5)…持ち物検査

 15・6年前になるが、黒磯市で女性教師が生徒に刺し殺された事件があった。事件後、学校での持ち物検査の是非が盛んに論じられた。そして、必要あればやるべし、との声がはるかに優勢であった。

 凶器が校内に持ち込まれれば、教師だけでなく生徒が犠牲になることも考えられる。元気に「行ってきます」と登校した子どもが、無惨な姿で帰宅するようなことなど、容認できることではないので当然である。

 持ち物検査を生徒に聞いてみると、ほとんどが嫌だと応えた。全員が一斉に持ち物を机の上に並べ、品物を教師が検査するような状況を思い浮かべていたのである。そこで、そのような方法は、子どものやることで、プロの教師はやらない。例えば、男女別のグループで、友達同士で、あるいは、二人一組で、といろんな方法がある。それだって持ち物検査であると話したところ、それならばやっていい、と全員がうなずいたのだった。

 生徒だって危険な物を学校に持ち込んでほしくない、と思っていたのである。刃物や薬物など、学校に持ち込まれることは通常ないので、持ち物検査も必要ないが、必要があったら迷わず行うべきである。