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本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

◇意見をしっかり述べられる人間に

 皆さんは、学級などで積極的に意見を述べるよう心がけていますか。国民性なのかもしれませんが、日本人は意見を述べる人が少ないようです。

 私は発言の機会があれば必ず発言するようにしています。この世の中を変えたいと思っているからです。以前は発言の前に、自分が話そうとしていることは自分のためなのか、みんなのためなのかを自問していました。そして、自分のためではないと思えば迷いませんでした。何年も続けていると、今ではどんなに大勢の前でも平気になりました。

 数年前のことですが、硫黄島から生還した人の話を聞きました。硫黄島での日本軍とアメリカ軍の戦いは、とても悲惨なものだったそうです。二度とあのような戦争を起こさないでほしい、と涙ながらに体験を語ってくれました。あのような戦争への道に突き進んだ経過を研究した人がいるそうです。その方は、「言うべきことを、言うべき立場にいた人が言わなかったからだ」と言っているのだそうです。こんなことでは国が滅ぶ、と言うべき立場の人が言っていたなら、戦争にならなかったのではないかと思います。

 どこの世界でも、気づいている人、見えている人はいるもので、そういう人たちが発言し、その声が多くの人に届くようでなければならないと思います。皆さんには、自分の意見をしっかり言える人間、勇気をもって、発言する時に発言できる人間になってほしいと思います。(平成23年1月11日 3学期始業式)

※戦争への道を歩まぬためには、戦争の悲惨さを教えることよりも、意見をしっかり述べられる人間を育てることの方がはるかに重要である。