人の評価をその人の周囲の10人が行えば、数名が肯定的評価を、同じく数名が否定的評価を、大半は可もなく不可もなくというのが普通の人の評価ではなかろうか。ほとんどの人にいい評価をされる人は稀だが、その逆も稀だろう。
教職員としての評価は普通であればそれで十分だろう。精神疾患による休職者(毎年5千人を超える)が減らない現状を考えると、頑張り過ぎ無理のし過ぎは危険だ。
教職員の評価では同僚の評価が重要である。管理職より厳しくなることが多いが、同僚の評価を重視して(年齢や経験に捉われることなく、男性優先もなく)処遇が考えられるようになったら教育界の様相は大きく変わっていくだろう。
「楽をしよう、得をしよう、いい思いをしよう」と行動しても、そんな欲求を叶えることはできないが、自分以外がそうなるように行動したなら、多くの同僚に評価され信頼されるようになる。そして、結果として「楽も得もいい思い」もできるようになるだろう。 (2013.5.20)