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本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

◇掃除で心を磨く

 20年以上前のことですが、トイレ掃除の生徒が私のところに走ってきました。そして、「先生、先生、大変です。すぐ来てください」と言うのでした。行ってみると、便器の外に大きな落とし物がありました。私は思わずのけ反り後ずさりしたようです。どうしようかと考えあぐねていると、一人の女子生徒が、「私やります」と手を挙げたのです。この生徒によって間もなく、便器はきれいさっぱり元通りになりました。

 掃除は自らの心を磨く行為と聞いたことがありますが、この生徒の評価は上級生になるにしたがって高まっていきました。そして、1年生の時のこの出来事を知った先生方は、掃除がしっかりできる生徒は、間違いなく立派な生徒であるとの強い思いを抱いたのでした。

 数年前のことですが、私は便器に頭を突っ込んだりして1時間以上、ひたすら一つの便器を磨き続けたことがあります。便器はぴかぴかになりました。人生観が変るような体験でした。人のいやがる便器をきれいにすると心も美しくなれると聞きました。来年度、西中学校の便器を徹底的に磨く機会を設けたいと思います。都合がついたら皆さんも参加しませんか。
(平成22年2月1日 学校集会)