平成14年度から全国の小中学生に配布されていた道徳の副教材「心のノート」は、民主党の事業仕分けで予算が削られ、22・23・24年度は配布されなかった。しかし、政権交代により25年度から復活することになった。
「心のノート」は、小学校の低・中・高学年用と中学校用の4種類がある。インターネット上に掲載されているので見てもらいたいものである。
配布に水を差すつもりはないが、教師の評判はあまり芳しいものではなく、無用とは言わないが、有用なものでもなさそうだ。6億円ほどの税金を使って制作されるものなので全然利用しないわけにもいかないだろう。
中学生用のノートに関しては、生徒の心を揺さぶる(心ときめく)ようなものではなく生徒は退屈だろう。
足利市では全小中学生が論語の素読を行っている。全国でも地域に根ざした特色ある道徳教育を行っていることとは思うが、全国公募で材料を集め、戦前の修身をはるかに凌ぐような教科書を作ることが今一番重要に思う。 (2013.1.17)