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本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

◇しくじり行為には意味がある

  「しくじり行為(言い間違い、書き間違い、読み間違い、聞き間違い、もの忘れ、置き忘れ、紛失など)には、それなりの意味(本心が潜んでいる)がある。具体的な行為の一つ一つに意味があると主張するつもりはないが、比較的多い」とオーストリアの精神医学者フロイトは述べている。

 人の名前を忘れる、努力しても覚えられないのは、その人に対して、何か気に入らないことがあって、その人のことを考えたくないから。物を置き忘れたり紛失するのは、その物が気に入らなくて、捨ててしまいたい。新しい物にしたい。自分との関係が悪化してしまった人からもらったり、今となっては考えたくない事情のもとで入手した物だったりで、早く忘れたい、思い出したくないとの意図が関与していたりする。そのことを本人に質(ただ)すと、信じようとしないし、その意図を必ず否定するのだそうだ。

 フロイト精神分析に従えば、借りた本を返さないのは、ずっと手元に置いておきたいから。集金を忘れるのは、払いたくないから。計画したことを忘れるのは、計画を実行したくない。宿題を忘れるのは宿題をやりたくない。提出物を忘れるのは、提出したくないといった意向の表れということになるだろう。そして、そのことを本人に確認すれば、必ず否定するということだから、本当のところは分からない。

 フロイト精神分析をもとに、人を責め立ててはならないが、時にはそのように考えることも必要なことかもしれない。我々の対応を見直すことにはなるだろう。