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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

◇日本語を大切に(3)…納税者は誰なのか

 道路や線路の下を通行できるように掘り下げて、立体交差にした栃木県内の道路には、山川アンダー、田中アンダー(ともに足利市、富岡アンダー、大橋町アンダー佐野市といったアンダー標識や迫間地下道、あずま地下道(ともに足利市のような地下道標識が掲げられている。地下道標識はごく一部で、ほとんどはアンダー標識である。

 道路や線路の下を通過(アンダーパス)するということで、アンダーとしたのだろうが、私はとても違和感を感じている。道路や線路をまたいで通過(オーバーパス)する立体交差は、跨道橋、高架橋、跨線橋であり、オーバーとは言わない。

 地下道表示で何ら問題はないと思うが、地下道では立体交差部をうまく表現できないなら、掘り下げ式、掘り込み式の道路なので、掘下道、掘込道だっていいのではなかろうか。わざわざ外国語を使う必要はない。公的機関等が使っている外国語は非常に多いのだが、納税者は誰なのか、誰のために働く立場なのかを忘れないでほしいものだ。(2012.11.19)