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本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

◇全日中校長会(3)…校長会からの発信

 大津市立中学校の2年生男子のいじめ自殺事件では、加害生徒のあまりにも酷い仕打ち、学校や市教委の不手際などが連日報じられ、多くの国民が怒り、苛立ちを覚えたことだろう。そして、学校と市教委に家宅捜索を行うという前代未聞の警察の対応には、当然のことと受け止めた人でも驚いたことだろう。

 こんな悲惨ないじめ防止のため、いじめ対策室を設置するなど、大津市滋賀県文科省は、それぞれ取り組みを発表している。評論家やコメンテーターと言われる人なども盛んに意見を述べているのに、全日中校長会は中学校で起きた事件なのに、未だに何の対策も意見も世の中に発信していない。過去にも悲惨ないじめ事件があったが、その時も何の発信もしなかった。過去と決別してほしいものである。

 1万人近くの会員で組織している校長会(7千5百円の会費とその他の収入で運営)が、世の中に何の発信もできないなら、存在意義が失われるように思う。どんな思いで命を絶ったのか。学校はどうあるべきか、校長はどうあるべきかなど、現職の校長なら、黙っていられない気持ちになるのが普通ではなかろうか。

 教育への不信は高まるばかりであるが、学校が何を考え、どう進もうとしているかが分かれば、そして、納得できるような成果が上がれば、保護者や地域は、学校を評価し信頼を寄せてくれる。校長会だって同じだろう。校長会の今ある組織が難しければ、新たに報道担当を組織して、教育の今日的国民的な課題解決のために、丁寧な発信をすべきだろう。