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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

◇美しい国旗なのに

 スプリングフィールド市では、公共施設はもちろんレストランといった建物など、至る所で星条旗が掲げられていた。訪問した学校では全教室に掲げられていた。(テロがあった9月11日には、市内を走るほとんどの車に星条旗が掲げられていたとのことだった。)

 私はその光景に感動を覚え、とても美しいと何人ものアメリカ人に声をかけた。ホームスティ先でも話題にしたところ、日本の国旗は「サンライズビュー(日の出の光景)」と称えられ、今度はこちらが「サンキュー」と手を伸ばしたのだった。今まで国旗をそのように見たことはなかったが、そのように見ると、日本の国旗は何と美しい国旗なのか、そして、「サンセットビュー(日没の光景)」でもあると考えると、益々美しい国旗に思えた。

 日本では祝日にも国旗が掲げられないのが現状だが、さびしい思いがする。国旗を掲げるだけで人々の心が変わるものでもないが、少なくとも前の大戦が浮かんで違和感をもたれている方には、その思いを払拭(ふっしょく)してほしいものだ。平成11年に、国旗・国歌法が制定されたが、この美しい国旗に戦争責任はない。

 足利西中のALTだったジャスティン先生が卒業された学校でも、教室に星条旗が掲げられていたのだそうだが、西中でも是非そうしたいと思った。50年後100年後を考えれば、決して無意味なことではないだろう。世界で尊敬され、魅力を感じる日本人の育成のために。 (2012.5.28)