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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

◇多額の税金が

 中学生までは義務教育と言われます。義務教育はただという感覚の人もいるようですが、そうではありません。皆さんにはたくさんの税金が使われています。一人当たりどのくらいの税金が使われていると思いますか。

 学校で使った電気代は電力会社に、使用する紙代は商店に、電話代は電話会社に払わなくてはなりません。コピー機印刷機、パソコンも買わなくてはなりません。そして、教職員の給料も必要です。国、県、市が負担した額を合計すると膨大な額になります。

 栃木県の資料によると、平成18年度、中学生一人当たり約100万円(資料では99万6千円程)になっています。19年度はまだ明らかにされていませんが、例年大きな変動はないので皆さんが卒業するまでに使われる税金は約300万円になります。

 これだけの税金を使うのは使うだけの理由があります。その理由は、後で担任の先生などとゆっくり話し合ったりして考えてほしいと思います。西中学校を半年以上見てきました。西中生は明るく素直で活力に満ちています。西中生には大金をかけても損はないと思っています。(平成20年11月7日 学校集会)

 だらしない格好で菓子など食べながら、あるいは電話しながら登下校する中学生を見かけることがある。一般の人はこの事実を知らないが、知ったなら、こんなに真っ黒くなって働いて納めた税金があのような生徒のために使われるのかと情けない気持ちになるかもしれない。  (2012.2.6)