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本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

◇明日を信じて

 「朱に交われば紅くなる」という思いがあるのか、問題行動を繰り返す生徒と、我が子をつき合わせたくない、と考える保護者は少なくない。中には、つき合うなと注意する保護者もいる。教師も問題行動の波及をくい止めるために、時にはそのように考えることもあるだろう。いろんな場合があるので、一概に望ましいとか、望ましくないと言うことはできないが、教師には言ってほしくない。          

 人間は、自己の人生の意義(存在価値、使命、真の喜び、等)を理解して生きる、ことが大切である。問題行動をくり返す生徒は、人生の意義を分かっていない。だから、今を大切にしないのではなかろうか。手にした食券で食事ができると知ったら、食券を捨てたりしない。知らなければ、単なる紙切れで、捨ててしまうかもしれない。問題行動のくり返しは、食券を捨てるような行為である。この世に生まれた甲斐もなくなるだろう。 

 教師が困っている生徒は、本当に困っているのは生徒自身であるとお聞きした。教師の手を他の生徒以上に必要としている。教師にもつき合うなと言われ、見捨てられたら、本来の姿を取り戻すことも容易ではない。腹の立つ時もあるだろうが、温かいまなざしは必要だろう。