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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

◇栃木・教職員評価(7)…意欲・態度

◆意欲・態度

1(ⅠⅡⅢ)児童生徒に教育的愛情を持って接している。

※単に愛情なら分かるが、教育的となると分からなくなってしまったようである。教育的愛情とは何か示す必要がある。

3(ⅠⅡⅢ)人権尊重の観点を重視し教育活動を行っている。

※人権尊重の観点とは何か。人権尊重の観点はどこにも示されていない。人権尊重の観点を知らずにどうやって評価するのか。

6(ⅠⅡⅢ)職務・勤務の在り方を自覚し、厳正に勤務している。

※職務・勤務の在り方をはっきりと示さなければならない。


 栃木の教職員評価の正直な感想を述べれば、このような規準表で教職員を評価してはならないということである。
 この評価制度の改革は容易ではない。新たな評価方法を構築した方がいいのかもしれない。学級経営や学習指導、児童・生徒指導、研究修養、校務の処理といった「職務」の評価指導力や責任感、協調性、誠実さ、公正さ、品性といった人間性の評価、「勤務状況」「同僚からの信頼」を評価する。そして、「目標・成果」欄に記されたような自己目標を評価するようにしたなら、勤務意欲を培い、目的的に生きる教職員も育まれていくのではなかろうか。 (2011.12.6)