にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ
にほんブログ村

本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

◇不登校Ⅲ-(5)…登校刺激を加えないことの意味

登校刺激を加えないことの意味
 登校刺激を加えてみて、どうしてもダメだったら、以後は加えない方がよい。加えると、暴れ出して家庭がめちゃめちゃになってしまうこともあるし、本人を追い詰めてしまうことにもなる。刺激を加えないのは、自分をじっくり考えさせ、自立を促すためである。加えると、その刺激に対して闘いを挑み、自分を考えなくなってしまう。

学校嫌いではない
 昔、不登校の報道がされる時には,「文部省がまとめた学校基本調査によると,学校嫌いを理由とする不登校は,全国で…云々」といった形で行われた。長期欠席者を、「病気、経済的理由、学校嫌い、その他」として調べていた。不登校を学校嫌いとしてまとめるのは、あまりにも乱暴だった。義務教育は当然の義務、好き嫌いで論じるものではない。学校が嫌いで欠席する子どもは、まともな子どもではないとの考えを醸成するような文言で、不登校生徒や保護者を一層苦しめるものだった。

本人の意志を尊重
 1時間の約束で登校したが、もっと長く居られそうなので、1日居させたらどうなるだろうか。子どもにとってはだまされたと感じるもので、次から来なくなるかもしれない。学校に来られたから、あるいは、長く居られたから不登校が改善するものでもないし、改善しているとは限らない。