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本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

◇不登校Ⅰ-(4)…原因

不登校の原因
 不登校は、学校、家庭、社会環境が複雑にからみ合って起きるもので、原因はそれぞれ、したがって、対応もそれぞれ、不登校に対応する教科書はないと言われています。    
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  <学校>
 年間200日前後登校し、980時間の授業を行います。そのために、各教科、道徳、学活、総合的な学習の時間によって編成された授業を、1日5~6時間行うことになり ます。また、「受験競争」が少なからず重荷になるのかもしれません。

    <家庭>
 忙しすぎて子どもの話を十分に聞いてやれない状況があります。迎えてくれる家族のいない家に帰る子どもも大勢います。逆に、少子家庭のため、保護者の手が行き届きすぎるという面も出てきました。また、核家族の増加により、お年寄り(子育ての大先輩)の知恵が十分生かされないという面もあります。

※ここでお断わりしておきますが、お年寄りのいない家庭はダメと申し上げている訳ではありません。お年寄りの存在価値は、確かにあると言いたいのです。

    <社会>
 外で遊ぶ子どもが少なくなっています。遊び場が少ないことや安全面の問題、あるいは、学習塾通いなどが増えて、遊び相手がいないこともあるようです。したがって、家の中で過ごすことが多くなります。また、不健全な雑誌などが簡単に手に入る状況も出ています。
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 諸々のことがからみ合った環境の中で、子どもは発達課題(成長の過程には、それぞれの時期で達成しなければならない課題がある)の不履行という状態にあったのです。そのため、生きる力が培われなかったと考えています。
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    <生きる力>
・人間関係を築く力  ・障害を乗り越える力  ・失敗を恐れない態度  ・礼儀作法  ・善悪の判断力  ・ねばり強さ  ・その他(生きるために必要なこと)
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 教科書はないというのは、解決策がないということではありません。生きる力を培うのですから、遅すぎるという心配もいりません。