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本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

◇不登校Ⅰ-(3)…学校教育の今日的課題

不登校は、「学校教育の今日的課題」と言われている 
  学校だけの対応で解決できる課題ではありません。「むなしい家庭、忙しい教師、冷たい社会」などと言われたりもする現在の状況を考えれば、「家庭や社会の今日的課題」とも言えるのです。                                        しかし、私たちは、不登校の原因が、家庭にもある、社会にもある、と責任転嫁をするつもりはありません。不登校の子をもつ保護者は、ほとんど例外なく、悩み苦しんでいるのです。どうしたらこうした保護者の力になることができるのか、といつも考えているのです。
  学校教育の今日的な課題とは、不登校への認識を深め、悩み苦しむ保護者や生徒に、有効な支援ができる力を私たちが身につけること、と理解しています。

不登校にもいろいろ  
  一口に不登校といっても、                  
・学校生活に起因…いじめや嫌がらせ等、明らかにそれと理解できる学校生活上の原因から登校できない。
・遊び・非行…遊ぶためや非行グル-プに入って登校しない。 
・無気力…何となく登校しない。迎えに行ったり、強く催促すると登校するが長続きしない。
・不安などの情緒的混乱…登校の意志はあるが、身体の不調を訴え登校できない、漠然とした不安を訴え登校しないなど、不安を中心とした情緒的混乱によって登校しない。家から一歩も出ない、出る時は友達に会わないような方面だったり、あるいは自分と気づかれない服装をして出るなど、人目を極端に気にし、かなり神経質になっている場合は多い。 
・意図的…学校へ行く意義や価値を認めず、自分の好きな方向に進んでいる。
  その他、上記の複合されたものなど、さまざまな形の不登校があります。

不登校のきっかけ
  不登校の直接的なきっかけには、     
・友人関係…いじめやけんかなど。
・教師との関係…強い叱責や注意など。 
・学業不振…成績不振や授業が分からない,試験が嫌いなど。   
・部活動の不適応  
・転入学や進級時の不適応
・校則をめぐる問題 
・家庭生活の急激な変化…父親の単身赴任や母親の就労など。 
・親子関係…親の叱責や言葉、態度への反発など。                  
・家庭内の不和…両親の不和、祖母と母親の不和など。
・病気による長期欠席など、さまざまなものがあります。これらによって不登校が誘発されることになります。ここで留意すべきことは、きっかけを真の原因にしてしまうことです。原因は別のところにあります。