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本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

◇部活動の留意事項(6)…敬意

敗者に敬意を
 旅順攻略戦で指揮をとった乃木陸軍大将は、敗軍の敵将ステッセル司令官に、帯剣をさせて写真を撮らせた。後々まで恥をさらすような写真は、敵将に対し無礼である。そんなことは日本の武士道が許さないと。当初写真撮影に応じなかったが、外国人記者団の強い要望に渋々応じたとのことである。
 柔道の国際大会で、相手をぶん投げ、体にのった状態でガッツポーズをした選手がいたが、外国選手ならともかく、日本人はやってはいけない。敗者にも敬意をはらいたいものだ。

部活動には人生(哲学)が詰まっている
 入部したからには、上手になりたい、強くなりたいと、誰もが一番に考えていると思ったら、そうでもない生徒がいた。当初はそうでも途中から変わってしまったのかもしれないし、最初からそうだったのかもしれない。
 友達をつくりたい、友達と楽しい時間を過ごしたい、今まで続けてきたのでもっと上手になりたい、選手になりたい、やってみたかった、兄弟や父母に勧められた、心身を鍛えたい等、部活動入部の動機は、それぞれである。指導者としては、こういった動機や部活動への期待を把握しておく必要はあるだろう。
 学校生活で最も大切なのは学習成績であって、部活動には大した意味(
意義)を感じていない人もいると思うが、部活動の思い出作文には、「信頼できる友達ができた。礼儀や作法、言葉遣いを学べた。みんなに励まされ続けることができた。友達や先生に感謝していること」等の記述を目にすることも多い。そして、「嫌になっても逃げ出したら何も得られない。喜びは苦難を乗り越えて得られる。己に勝ってこそ相手にも勝てる。自分に自信がもてなくては力を発揮できない」といったこと等を体験からつかみ取っていることも確かなことだろう。