にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ
にほんブログ村

本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

◇部活動の留意事項(4)…素質

選手の素質
 選手の素質として、体格や運動能力を挙げる人は多いが、体格や運動能力はほんの一部分に過ぎない。重要なのは精神面である。本校にも在職した卓球の監督は、体格や運動能力に劣る生徒も区別なく指導し、そして、豊富な練習量で、各種大会に大活躍させた。異動した先々の学校で、県優勝をさせた偉業は真似のできることではない。彼が育てた選手を見れば、体格や運動能力は、素質の一部分に過ぎないことを誰もが認めざるを得ないだろう。

精神を鍛える
 夏であれば涼しい時間帯に、冬であれば寒さのやわらぐ時間帯に練習した方が効果はあると思う。しかし、昔から暑い時期なら、その最も暑い時に練習する土用稽古、寒い時期ならば、最も寒い時に行う寒稽古が続けられている。効果の上がらないこのような時になぜ行うかといえば、精神を鍛えるにはとてもよいからだ。そのような練習もあってよいだろう。

時には後ろを振り向くことも
 「人の生きる道は曲がっている。曲がりながら進むのが真っ直ぐで正しい道なのだ。曲がっている道から見れば、真っ直ぐな道こそ曲がっている」と荘子は語っている。前ばかり向いて、強引に突っ走ってばかりいると、後ろを振り向いたら何人もの生徒が泣いていた、ということにもなりかねない。強くすることよりも好きにすることが重要である。時には生徒が大人であったら、自分の学校の生徒でなかったら、こんな叱り方ができるか、と考えることも大切だろう。