良い学校かどうか、日々の教育活動が成果を上げているかどうかは生徒を見て判断すべきことと思う。研究学校の研究紀要などには成果と課題の記述があるが、私は記述されたことだけでなく、生徒の姿で判断するようにしている。言葉だけなら何とでも書けると思っているからだ。
学校は現場である。実践の場である。研究の成果、教育活動の成果としての生徒の変容はすぐに現れるものではないが、生徒がはっきりと示すことになるのは確かである。子どもの生き生きとした姿、成長している姿、いかに学校生活に満足しているかといったことで、保護者は学校や教師を評価する。立派なことを言ったり書いたりしても、それで評価することはないだろう。我々は自分たちの教育活動は生徒で判断してほしいと言うべきである。 (2011.9.1)