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本来の姿を取り戻す

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

◇恕=思いやり

  孔子の弟子の子貢という人が孔子に尋ねました。「一言で、生涯それを行えばよいことがありますか」と。この問いに孔子は、「それは恕であろうよ。自分がしてほしくないことは人にしてはならない」と語りました。孔子は、今から2500年程前に生きた中国の思想家です。足利学校に祀られている人です。

 恕とは、相手を自分と同じように見る心のことです。自分を思うのと同じように相手を思いやることです。この心には、もう十分、これで終りということがありません。年齢と共に磨かれ、また、磨き続けていくべきものと思います。この心をいろんな活動を通して磨いてほしいと思います。(平成20年5月7日 学校集会)

 昨今、恕はどうなってしまったのかと感じる事件が多い。日本人の精神性が失われ、自壊への道を歩んでいると考えるべきではなかろうか。

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『子貢問いて曰く、一言にして以って終身之を行う可き者有り呼
  子曰く、それ恕呼、己の欲せざる所は、人に施すこと勿れ』   (2011.8.27)