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本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

◇校長の心構え(2)

人を命令で動かさない
  連合艦隊の司令長官、山本五十六の言葉に、「やって見せ、言って聞かせてさせてみて、ほめてやらねば人は動かず」がある。軍隊は命令で動く世界である。海軍の頂点に立った人物が、人は命令では動かないと言っているのである。時には命令が必要なこともあるが、命令という方法はできるだけとらない。命令では、人を真に動かすことができない。

交流(連携)を深める
 学校のために地域や保護者がいるのではない。生徒や保護者、地域のために学校がある。教職員は世間知らずとの批判も時に聞くことがあるが、保護者や地域の方との交流を進めていくなら、そのような批判はなくなるだろう。我々は、教職に就いているからこそ多くの人たちとこのように触れ合える、と交流を深めることが必要である。私は練習試合の時など、半分は生徒を指導していたが、半分は保護者とよもやま話をしていた。この時間は実に楽しい時間であった。

学校経営方針などを知らせる
 開かれた学校づくりの目指すところは教育改革にある。いつでも気軽に学校に立ち入れるといったことは開かれた学校づくりの誤解である。学校の意志を保護者や地域にきちんと説明する。学校がもっている各種の情報を可能なかぎり発信し学校理解を進めていく。保護者や地域の願いなどが、学校運営や教育活動に活かされることが開かれた学校づくりなのである。本校の目指していることを保護者や地域が全く分からないようであれば、本校は開かれた学校とは言えない。

現場からの教育改革
 教育界の声は教育界外に発してこそ、教育効果が上がることもある。青少年を取り巻く不健全な環境を改善したり、健全育成のために見直していかねばならない問題は数多い。そのためにも、教師は沈黙してはならない。青少年がポルノ雑誌などを平然と見られる状況を放置し、一方で青少年に性道徳を説いても意味はない。これからはマスコミ関係者を避けるのではなく、むしろ取り込み、行政などを動かしていくことが必要である。心の荒廃が叫ばれて久しいが、時間はかかっても教育改革を進め、教育環境を整備していくことが大切である。