にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ
にほんブログ村

本来の姿を取り戻す

みんなの心に輝く学校を目指し、中学校長として取り組んだ学校経営や教育課題などについての考えを述べます。

教育

◇管理職の指示で動く学校では

教職経験が10年にもなれば、概ね何をどうするかくらい分かる。まして15年、20年の教職経験ともなれば、管理職の考えを聞くことはあっても、判断を仰ぐようなことは滅多にない。 些細なことにまで管理職が一つ一つ指示を出すような学校を耳にしたことが…

◇中学生くらいならまだしも

スポーツ選手や芸能人など、世の注目を浴びるような人は、テレビ出演や取材を受ける機会が多いが、受け答えなど、きちんと教えられていない人も多いと感じている。 「最高のパフォーマンスを見せれるように…」とか、「見ている人に感動を与えるような…」とい…

◇愛国心は培われるもの

「愛国心は誰もが自然にもっている。国際大会などで日本人選手を応援する気持ちが自然に湧いてきたり、応援に熱狂する国民の姿はその証である。したがって、取り立てて愛国心を論じる必要はない。」といった声を耳にしたことがあるが、愛国心は本当に誰もが…

◇給食の未納問題は難しい

ある小学校の校長は、給食費徴収のため、家庭を訪問して回ったが、子どもを前にして話を切り出せなかったり、物凄いけんまくで反発されたり、思うような成果を上げられなかった。校長ができなかったら、その後、担任や学年主任が、いくら納金を促してもうま…

◇出勤時の交通事故防止

事故や降雪などで通勤に時間がかかり、出勤時刻に間に合わないかもしれない、といらいらした経験は誰にもあるだろう。遅れたくないので、そんな時には、ついスピードを出し過ぎてしまうことがあるかもしれない。 小さな事故であっても、事故を起こせば、自分…

◇給食以外の未納も重大

数年前のことだったが、給食の未納問題が盛んに論じられたことがあった。しかし、給食以外の未納問題は、ほとんど話題にならなかった。修学旅行や宿泊学習などの旅行・宿泊的行事に必要な経費、副教材費などの未納問題も、学校にとって重大な問題だったので…

◇面白くなったら卒業していい

教頭(副校長)には、校長昇格や退職などで空いた数だけ、教務主任の中から昇格者が出る。教務主任を経験せずに昇格するのは、教育委員会などからの現場復帰という場合で、通常はない。 教務主任は、各学校の校内人事、あるいは、定期異動で転入した教育委員…

◇あんたは教頭失格だ!

「私は、どうしたら校長先生が喜ぶか、どうしたら校長先生が安心するか、それを一心に考え教頭職を務めてきたんだ。だから、あんたは失格だ!」と、ある校長が自校の教頭に言ったのである。 言われた教頭も、さぞびっくりし呆れたことだろう。生徒や保護者、…

◇博愛座は空席だった

昨年の12月、30年以上の歴史がある剣道館(台北市)が閉館するというので、閉館記念式に出席するため台湾を訪れた。入門以来、ずっとご指導いただいている道場の館長先生が、この剣道館の特別師範を務めていることもあって、親しい交流が続いているので…

◇教職員の不祥事防止には

教職員の不祥事防止のために、県教委が出した懲戒処分の基準には、正直驚いた。放火や殺人、横領、窃盗、詐欺、恐喝といったことまで記述されていたのである。 定年退職者の挨拶では、大過なく勤務できたことの身の幸運を述べる方が多い。若い頃はそんなの当…

◇「ら抜き」言葉に「れ入れ」言葉

「食べれない、試合に出れる、そう感じれる、ここに居れるだけで幸せ、…」のような言葉を耳にするようになったのは、いつ頃だったのだろう。 言葉は時代とともに変遷していくものではあるが、今のところ、ら抜き言葉を使う人より、使わない人の方が多く、日…

◇論語の素読にトイレはいいかも

足利市内の小中学校は、全校が論語の素読を行っているが、学校だけでなく、市としての取り組みもあり、市民の関心も高まっているので、やがては論語で全国に知られる存在になることだろう。 中学生に孔子の教えを学ばせたいと、史跡足利学校にて行った論語の…

◇学校に教育実習生の受入れ義務はない

毎年5月下旬から6月には、多くの中学校が、教育実習生を受入れていることだろう。学校規模にもよるが、少ないところで1・2名、多いところで7・8名、あるいはそれ以上になることもある。期間は、ほとんどが3週間(4週間もある)である。 実習の1年く…

◇尊敬されるべき存在なのに

最近の日本では、親が子を、子が親を殺めるなどの悲惨な事件が頻発している。日本はどうなってしまったのか、と心配する声も多くなったが、家族を大切にできない人が増えてしまったようである。また、父親や母親を尊敬していない中学生や高校生が増えてしま…

◇砂の袋詰めは美しくない

甲子園を目指した高校球児達の熱い戦いが、今地方で繰り広げられている。間もなく出場校も決定するが、多くの国民が本戦を楽しみにしていることだろう。 夏の甲子園は特に感動の大会で、見る者の胸を熱くさせる場面が多い。青少年の健全育成にも多大な貢献を…

◇保健室を見れば学校の状況が分かる

生徒指導体制が整い、学校に秩序がある時は、保健室が生徒で溢れかえるようなことは先ずない。休み時間に訪れた生徒も、授業開始前に教室に戻っていく。養護教諭の指導を素直に受け入れ、保健室には整然とした雰囲気がある。 しかし、荒れているような時に…

◇環境整備は非常に重要

乱れているとか、荒れていると言われるような学校では、廃棄すべき物品が校舎内外に放置されていたり、ゴミが散乱しているといった状態になっていることが多いのではなかろうか。そして、そんな状態の解消が、学校改善のための重要な取り組みになるのである…

◇教育の観点から

教育界には、今までの取り組みをそのまま継続し、新たな取り組みを加えていくようなところがある。したがって、学校現場は忙しくなり余裕がなくなっていく。忙しければ、文字が示す通り心を失う。教師の心が失われるような学校で、成果を上げることは難しい…

◇創造的な人間を育てるには

競争の激しい社会を生き抜くために、創造性に富む人間が特に必要になったのか、それとも、創造性を欠く人間が多くなったからなのか、創造性を培い、創造的な人間を育むことの重要性がしばしば語られた時期があった。しかし、創造性を培うにはどうしたらいい…

◇ホウ・レン・ソウ

職員会議などで、教職員は、ホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)の徹底を指導されるのだが、徹底できないことが往々にしてある。徹底すれば、問題の発生を未然に防いだり、あるいは、上手に問題を解決したり、組織としての力が大いに発揮されることになる…

◇家族を大切にする国に

紀元前七世紀、現在の中国の山東省の地にあった斉(せい)という国の宰相となり、桓公(かんこう)を春秋時代最初の覇者たらしめた管仲(かんちゅう)は、貧しい少年時代を回顧して次のように語った。 私が生活に困窮していた頃、鮑叔(ほうしゅく)と一緒に商売をし…

◇同僚の評価が重要

人の評価をその人の周囲の10人が行えば、数名が肯定的評価を、同じく数名が否定的評価を、大半は可もなく不可もなくというのが普通の人の評価ではなかろうか。ほとんどの人にいい評価をされる人は稀だが、その逆も稀だろう。教職員としての評価は、普通で…

◇短時間指導で成果を上げる

平成24年度から、現行の中学校学習指導要領が完全実施になった。旧指導要領に比べると、各教科等の授業時数は980時間から1015時間に増加し、1週間(月~金)の授業時数は28時間から29時間になった。 5時間授業の日が、週に2日から1日(6時…

◇学校教育と家庭教育

学校は家庭の領域にまで踏み込むべきではない、と考えている人は少なくない。学校としても、その方がはるかに楽だし、できればその方がいいと考えることもあるのではなかろうか。しかし、単純に割り切れないのが教育なのである。 家庭の悩みをしっかり携えて…

◇人間を力で屈伏させることはできない

中高生によるいじめなど、暴力事件がしばしば報道されるが、どうしてそんな酷いことをするのだろうと感じる。棒などで叩いたり、集団で殴る蹴るなど、自制心が見られない、また、人の痛みを考えない凄惨な事件になっている。些細な動機が多いようだが、暴力…

◇教育でしか救えない

「親や教師の言うことはきちんと聞く」べきかどうかを、中高生に調査し、国際比較でもしたら、かなり悪い結果が出るのではないかと思う。ついでに家族を大切に思っているかの調査をしたら、これまた悪い結果が出るのではないかと思う。家庭内の悲惨な事件や…

◇教育建言

平成19年10月、文科省に出向き、初等中等教育企画課長、企画課総務係長に以下のような意見を述べ(30分の予定だったが、延びて45分間)た。先生方にも、各種会合等で積極的に意見を述べてもらいたい。そして、本物の教育活動が展開できる環境を創り…

◇個性は自ら伸ばすもの

個性の尊重、個性の重視、個性を生かす、個性を育むなど、今まで個性という言葉を何度も耳にしてきたが、教育活動は本来、一人一人の成長を期して行われるものだから、当然のことなのかもしれない。個性を考慮しないのは問題だが、一人一人に完璧に対応した…

◇全国学力・学習状況調査

平成19年度から、全国学力・学習状況調査が小学6年生と中学3年生全員に実施(毎年4月)された。民主党政権となり、22年度からは抽出調査及び希望利用方式に改められたが、この度の政権交代により、26年度からは当初方式に戻されるようである。 学力…

◇三猿の意味は

東照宮の神厩舎に8枚の神猿彫刻がある。1枚目は、子猿の傍らの親猿が遠くを眺めている。2枚目は三猿である。そして、その後に成長していく6枚の猿の彫刻がある。2枚目の三猿は有名で、「見まい 聞くまい 話すまい」と理解されているが、真の意味は、「…

◇分かる授業の展開には

「分かる授業を展開する」ということに対して異を唱える教師はいない。教師なら分かる授業を展開したいし、また、当然の責務でもある。しかし、言うのは簡単だが、本当に全生徒に分かる授業を展開できるのだろうか。既習内容を十分に理解している生徒に対し…

◇三方よし

近江商人の商いの理念が、内外教育に紹介(日本大学の佐藤晴雄教授、三方よしの教育改革と題して)されていた。商取引は、「売り手よし、買い手よし、世間よし」(この理念の出処は、1754年、麻布商の中村治兵衛宗岸が、跡継ぎ養子のためにしたためた書…

◇日本人は無規範ではない

「あなたの宗教は」と問われれば、日本人の多くが無宗教と答えるのではないかと思う。そう答えても、日本人は違和感をもたないのだが、キリスト教徒やイスラム教徒のように、宗教が生きる規範となっている外国人には理解できないことのようだ。無宗教=無規…

◇子どもの手本であってほしい

教職について数年の頃だったが、宴席で超難関大学の学生が、「うちの大学には馬鹿がいっぱいいる」と話した。優秀でなくては入れない大学なので、周囲には怪訝な表情があった。学生は、「勉強ができただけですよ」と付け加えた。どんなことを指して馬鹿と考…

◇高齢化社会

年金や医療費など、高齢化社会がもたらす公的負担の増大、そして、それを支える就労者世代の負担を憂えるような報道には、高齢者は社会のお荷物と言っているようで、情けない気持ちにさせられる。家族や社会に貢献してきた高齢者への感謝の心を忘れた冷たい…

◇民間人「校長・教頭」

教育改革のために民間人を登用したのだが、成果を上げるのは容易なことではないようだ。今ではほとんど話題に上らなくなった。栃木県の民間人校長は、小中高にそれぞれ一人ずつの3人である。教頭(副校長)にはいないが、教育に関する職の経験があるという…

◇伴侶とするなら

随分前のことだが、中学生が性関係をもつことについて、南米育ちのご婦人に話を聞いたことがある。「私の国では、未成年は性関係をもってはならない」ときちんと指導しているとのことだった。未成年とは、自活していない人という意味にも取れた。 数年前の新…

◇生きる力

生徒指導主事だった頃、各種の問題が発生する度に、どうしてこういうことが起きるのかと考え続けていた。そして、たどりついた結論は、生きる力がついていないということだった。生きる力という観点で考えると、問題の本質が見えるようになり、保護者に納得…

◇安全な地域

小中学生や幼い子どもを狙った犯罪がしばしば発生する状況に、小中学校では不審者への対応訓練などが行われている。子どもを子どもだけで屋外で遊ばせられない、留守居や使いもさせられないと考えている保護者は少なくない。 こんな情けない状況を一刻も早く…

◇教職員の喫煙

最近はほとんどの学校が敷地内全面禁煙だろう。学校行事や夜間開放、その他で来校する喫煙者はともかく、喫煙職員は、相当にストレスを感じていることだろう。他校の職員が、校門の外で喫煙しているのを見たことがあるが、見苦しいというより気の毒に思った…

◇形は心を求め、心は形を進める

最近は少ないのだが、「姿格好ではないよ、大切なのは心だよ」との言葉を何度も耳にした。そういう考えは正しい面もあるが、それがすべてではないし、形を軽視する考えが社会に醸成されるのを見過ごすことはできない。 葬式に真っ赤な服を着て行って、私には…

◇「優秀な子どもにしよう」と思うな

保護者にこのような話を何度もした覚えがある。「子どもが親より優れていると思わないこと、とにかく子どもは親以下である」、「鳶(とんび)が鷹を生むことはない」、「大市民でなくていい、小市民で十分ではないか」、「自分の子は、誠実に生きて、わずかな…

◇子ども部屋について

外国では、子ども部屋の使用について決まりがあるとのことだ。自覚と責任をもてるようになったら与えられるが、基本的には居間で過ごすのだそうだ。部屋には、親が勝手に入っても問題にはならないし、中から鍵をかけるなんてことはさせないと聞いた。 日本に…

◇学校が荒れている時は学校が悪い

荒れた理由として伝わってくることは、どこの学校も同じようである。指導を受け入れない何人かの生徒の存在(傍若無人な振る舞い)、学校攻撃と非協力の保護者や地域住民、小学校の学級崩壊の延長といったことが多いが、管理職を含めた教職員のあり方、学校…

◇教育課程と教育計画

教育課程と教育計画に対する捉え方は、皆それぞれであったように思う。教育課程=教育計画と捉える人もいれば、教育課程は教育計画に含まれる、あるいは、その逆と考える人もいたことだろう。 教育の目標を達成するために、教育計画の基本的な要素として教…

◇特色ある教育の展開

現行の中学校学習指導要領は、2002年に完全実施された。ゆとりの中で特色ある教育を展開し、生きる力を育むことがねらいだったが、どこの学校でも同じ指導要領で教育活動を展開するわけだから、特色なんか出せないとの声を多く耳にした。 そして10年後…

◇研究は生徒のために

随分昔のことだが、生徒指導の研究学校を訪問したことがある。この学校は、研究の途中で学校が荒れてしまった。そこで、研究を一時中断し、落ち着いたところで再開したとのことだった。 似たような話を何度も聞いたことがあるが、成果もあったが大穴も開い…

◇真の改革になっていない

現場に次々届く教育改革の報には、驚かされることが多かった。教育論議の行方が頻繁に報道され出すと、間もなく新たな教育改革の要旨が示されるといった具合だった。そして、指導要領に示された実践は、うまくいかないことが多く、改革にかかわった人たちの…

◇教員免許更新制について

終身免許だった教員免許が、平成21年4月より、更新制(有効期限を10年と定め、10年ごとに更新講習を義務づけ、免許が更新される制度)となり、大学などの教育機関で、「必修領域(教育の最新事情に関する事項)」が12時間以上、「選択領域(専門教…

☆教育改革の必要性など

1922年(大正11年)、日本を訪れたアインシュタイン博士は、日本の文化や自然、国民性にふれ、「我々は神に感謝する。神が我々人類に日本という国をつくっておいてくてたことを」と日本を絶賛した。 人情の細やかさ、誠実さ、心豊かで親切、思いやり、…