中谷前防衛大臣も黙っていたらよかったのに、もはや取り繕うことはできない。
高知県南国市での「あ・い・う・え・お」発言(平成29年6月3日)に呆れた人も少なくないだろう。「あせらず、いばらず、うかれず、えこひいきせず、おこらず」との忠告は安倍総理の人間性を貶めたも同然である。
安保法制の時の頼りない答弁は不安を感じさせたが、総理などの援護で何とか乗り切った。勉強不足、まだまだ修養を積まなければならない身であることを忘れてはならないだろう。豚もおだてりゃ木に登ると言われるが、木に登ってしまったようである。
7月9日のテレビ「時事放談」では、「家内の言うこと、厳しい意見、苦情、見解の異なる人、こんな人たち」と、「かきくけこ」で、人の言うことを聞くべきと苦言を呈したが、こんなくだらないことを発信すべきではない。応援のため訪れた総理に、こんな人たちが言ったことは、「安倍辞めろ、安倍帰れ」だった。応援演説もせずに帰れということなのだろうか。
「THIS is 大打撃」も顰蹙(反感)を買っただけだろう。豊田議員、萩生田官房副長官、稲田防衛大臣、下村都連会長を名指しして揶揄するようなことをして国会議員を全うすることなどできないだろう。
安倍政権になってから与野党の国会議員やメディアの実態(本性)が明らかになり、政治を正しく見られるようになった人も多い。日本は間違いなく本来の姿を取り戻すことだろう。 (2017.7.19)